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123 貴島病院本院第5期・6期工事
成長変化する病院−1
一覧へ戻る 医療政策の変化に伴い、病棟部門に要求される病室の面積、廊下の幅員は大きく変わりました。既存部分は20年前の設計でしたが、この増築によって収容ベッド数を減らすことなく、病室の面積増にも、新しい廊下幅員にも対応することができました。廊下やラウンジスペースの設定に多少先見の明があったことになります。
既存の病室は4床室を2床室へ変え、増築棟の病室は4床室なのですが、あたかも2床室であるかのようなしつらえです。それぞれの枕元に窓があるプランです。病室環境が大きく改善されたのはもちろんですが、看護者側からみると看護のためのスペースが拡がり、作業能率が格段にあがりました。いわゆる個室的多床室は看護作業のスペースを無視しているので全く無意味なプランです。
この結果を見てみると、療養病棟(この制度はまもなく廃止しされるようですが)の廊下を一般病棟の廊下より広くという現行基準は明らかに矛盾です、3mという廊下幅は、看護者が頻繁に行き交う一般病棟でこそ必要な幅なのでした。ローマ時代の病院跡(軍団基地の病院だそうですが)では廊下の幅は6m、しかも各病室から直接廊下に出ないようなプランになっているのです、これが正解ですね。
  

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